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ゲートウェイズ Gateways

ブライアン・バルメイジス Brian Balmages

  • 出版社
    FJH
  • Grade
    【Solo】4 【Band】3.5
  • 演奏時間
    5:00
  • 曲想/ジャンル
    任意の楽器の二重奏とバンド
  • 品番
    GYW00133585
  • 対象
    高校以上
  • 用途
    コンサート
  • 演奏に必要な最少人数
    27

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作曲者と作品について

ブライアン・バルメイジス(1975~ )はアメリカの吹奏楽/管楽器教育界で今日最もその才能が注目されている作曲家のひとり。作品の内容は初級者向けからプロが演奏するレベルまで幅広く、いずれもアイディアに溢れ、意欲をもって取り組めるものばかりで、演奏効果もおしなべて高い。もっと日本で注目されてよい人である。
この《ゲートウェイズ》も、任意に選択できるふたつのソロ楽器をフィーチャーするというユニークな発想で作られた曲。そもそもは、ピッツバーグの市民バンドでともにトロンボーンを演奏していた男女が結婚することになり、その記念とお祝いのために、ふたりがバンドの伴奏でデュエットする曲をバルメイジスに委嘱して生まれた作品である。「門口」転じて「成功、幸福への道」を意味する《ゲートウェイズ》というタイトルも、ふたりの新しい門出を祝う意味でつけられた。
バルメイジスはこの作品をトロンボーンだけでなくさまざまな楽器のデュエットで演奏できるように、と考えたが、その発想の背景には、スクール・バンドの最後のコンサートで、卒業を控えた最上級生がひとりずつ、かわるがわるにソリストとして演奏できるように、という思いがあったらしい。実際、そのような機会に活用するのがよいだろう。曲の途中からソリストたちが交替してもよい。プロの奏者をゲストに招いたコンサートで、バンドのメンバーがプロ奏者とデュエットする、という使い方もおすすめだ。スコアにはふたつのソロ・パートがト音記号を用いて実音で書かれているが、すべての楽器のためのパート譜が用意されており、それらは出版社のホームページ(www.fjhmusic.com)からダウンロードできるようになっている。
市民バンドのために書かれた曲だけに、また「卒業」をイメージしているせいもあってか、曲調は穏やかで落ち着いており、2度クライマックスを迎えた後、静かに終わる。

指導のポイント

聴いていると気づきにくいが、曲の途中から、ほぼ毎小節ごとに拍子が変わる。そのこと自体はあまり難しくないものの、フレーズが掴みにくくなり、とりとめのない印象を生みやすいので、フレーズをしっかり組立て、音楽的なメリハリをつけることを忘れないようにしたい。楽器によってはソロがバンドの響きに埋もれやすいので、適宜バンドの人数を減らすなどの工夫が必要だろう。

◆ 中心となるパート

曲の前半は、ヴィブラフォーンとマリンバが4分音符で和音を刻み、伴奏の中心的な役割を担う。またテューバは出番が少ないのだが、その代わりにバス・クラリネットがバス声部を単独で担当することが多いので、しっかりした奏者がいると助かるだろう。

◆ 主要な楽器の最高音と最低音

ソリスト1の最高音(実音)ソリスト1の最高音(実音)

ソリスト2の最低音(実音)ソリスト2の最低音(実音)

編成についてのアドバイス

編成はほぼ標準的だが、厚い響きは必要ないので、各パートひとりずつでもほとんど問題ない。ダブルリード楽器とコントラバス・クラリネットは省略可能。打楽器は4名で演奏できる。バンド全体で25名、ソリストを加えて27名で演奏可能だ。

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