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フォーエバー・フライング Forever Flying

ジェイムズ・スウェアリンジェン James Swearingen

  • 出版社
    C. L. Barnhouse
  • Grade
    0.5
  • 演奏時間
    2:00
  • 曲想/ジャンル
    スロー&リリカル
  • 注文番号
    GYW00137957
  • 対象
    小学校〜中学校(初級)
  • 用途
    コンサート、音楽表現の教材
  • 演奏可能人数
    10

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● グレードと教育的な目的について ●

 グレード0.5の曲は、楽器を手にした児童・生徒が初めて取り組む作品で、原則として各楽器で使用される音は6個(その調の主音から第6音まで)、音価は全音符、2分音符、4分音符、8分音符まで(打楽器に16分音符が要求されることがある)転調とテンポの変化はなし、そして教育的なコンセプトが明快であること、というかなり制限された条件のもとで書かれる。
このルールを守りながらも、この作品は旋律も和声も実に自然で美しく、曲全体が豊かな音楽的感興に満ちている点が素晴らしい。すべての楽器が等しく大切に扱われ、メンバー全員が同じく高いモチベーションをもって取り組めるように配慮されている点も見逃せない。新入生が初めて取り組む曲としておすすめだが、上級生にとっても、ひとつひとつの音を丁寧に表現するための教材として大いに役立つはずだ。

作曲者と作品について

 ジェイムズ・スウェアリンジェン(1947- )は2020年の9月で73歳になる。 一世を風靡した、といっても過言ではない1980-90年代に比べると日本でその作品が演奏される機会は減ったものの、 現在も意欲的に創作を続けており、 C. L. バーンハウスのカタログに掲載されている作品だけでも300曲を超える。
 スウェアリンジェンの持ち味は教育的な視点の確かさと音楽に溢れる自然で豊かな抒情にあるといえよう。この新作にも、そのような彼らしさが見事に発揮されている。 曲名は、 放たれた風船が空高く昇り、 漂い続ける、というイメージからつけられたもの。そのタイトルどおり、 静かでゆるやかな中に伸びやかさを感じさせる佳作である。

指導のポイント

 どちらかといえば穏やかな音楽だが、しっかり息を使って、ひとつひとつの音を響かせること。特に長い音の保ち方、切り方があいまいにならないようにしたい。初級者はフレーズに対する意識が不十分な場合が多く、旋律が1小節で切れてしまいがちなので、4小節をひとつのまとまりとして表現させることが大切。

◆ 中心となるパート

すべてのパートが等しく重要だが、打楽器は控えめに使われている。

◆ 主要な楽器の最高音

トランペット主要な楽器の最高音

編成についてのアドバイス

 各楽器1パートずつ。単独で動く楽器はなく、曲全体を通してほぼ音域別に楽器がグループとして重ねられている。ただし、そのグループ分けは場面によって変わることがあるので、スコアをよく見て音色やバランスを調整したい。打楽器は4種類の楽器が用いられているが、3名で演奏可能。オプショナルのピアノ・パートで足りない音を補うこともできる。

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