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甘き死よ来たれ Come Sweet Death

ヨハン・セバスティアン・バッハ/アルフレッド・リード、キム・ベンソン編曲 Johann Sebastian Bach/ arr. Alfred Reed & Kim Benson

  • 出版社
    C. L. Barnhouse
  • Grade
    3
  • 演奏時間
    3:15
  • 曲想/ジャンル
    コラール、トランスクリプション
  • 注文番号
    GYW00138597
  • 対象
    中学校~高校
  • 用途
    コンサート、トレーニング、様式研究
  • 演奏可能人数
    10以下

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作曲者と作品について

 バッハ(1685~1750)のオリジナルは、1736年に出版された宗教的歌曲集《シュメッリ歌曲集》に含まれる通奏低音付き歌曲(BWV478)。ピアノ独奏やオーケストラのための編曲もあるが、吹奏楽ファンには、1976年に出版されたアルフレッド・リード(1921~2005)による編曲がなじみ深いはずだ。この楽譜は、アイオワ州のバンド・ディレクターであるキム・ベンソンがそのリード版を5つのパートとオプショナル打楽器(ティンパニ、マリンバ、シロフォーン、ヴィブラフォーン、グロッケンシュピール)のためにあらためて編曲したもの。いうまでもなく吹奏楽のレパートリーとしてはあまりないタイプの音楽だが、それだけにコンサートのプログラムの中では存在感を発揮することは明らかだ。もちろん、その取り組みを通じて学ぶことも多い。永くスタンダードとして大切にしたい作品である。
 C. L. バーンハウスのフレックス編成のシリーズ、“ビルド・ア・バンド・シリーズ”の他の楽譜と同様、原則として「Cの楽器・パート1」、「Bbの楽器・パート2」というように、楽器名ではなく楽器の調で各パートが分けられており、最高音域のパート1とその下のパート2であれば、「Cの楽器」はフルートとオーボエ、「Bbの楽器」はパート1と2であればクラリネットとトランペット、パート3と4はテナー・サクソフォーンとバス・クラリネットが担当することになる。「Fの楽器」はホルンのみなので(パート2と3を担当)、楽器名がそのまま記されている。

指導のポイント

 通奏低音付き歌曲、とはいっても音楽のスタイルはコラールなので、5パートのアンサンブルを単純に組立てるのはそれほど難しくない。しかし主旋律がソプラノ声部以外に移ったり、オクターヴ下で重複されたり、また内声やバス声部のフレージングやアーティキュレーションにも配慮がなされているリードのアイディアをほぼそのまま踏襲したこの編曲版への取り組みを通じて、音楽的に学ぶことは多いはずだ。まずは楽譜を注意深く見て、音楽の基本的なしくみを把握したい。オリジナルを鑑賞することも、もちろん大いに勉強になるに違いない。
 フレキシブル編成の楽譜、といえば少人数のグループ向けと思われがちだが(そして実際そうなのだが)、メンバーの多いバンドで注意深く楽器の配分を検討し、部分的に楽器の組合わせや重なりを変化させる研究もおすすめしたい。

編成についてのアドバイス

 可能な楽器の配分は以下のとおり。出版社によって楽器配分の基本的なアイディアは異なるので注意されたい。

パート1:
フルート、ピッコロ、Eb クラリネット、b クBラリネット、トランペット、ソプラノ・サクソフォーン、アルト・サクソフォーン

パート2:
フルート、オーボエ、Bb クラリネット、トランペット、アルト・サクソフォーン、F ホルン

パート3:
アルト・クラリネット、バス・クラリネット、テナー・サクソフォーン、バリトン・サクソフォーン、バスーン、トロンボーン、ユーフォニアム、ホルン

パート4:
アルト・クラリネット、バス・クラリネット、コントラアルト・クラリネット、テナー・サクソフォーン、バリトン・サクソフォーン、バスーン、トロンボーン、ユーフォニアム

パート5:
バス・クラリネット、コントラアルト・クラリネット、コントラバス・クラリネット、バリトン・サクソフォーン、バスーン、トロンボーン、ユーフォニアム、テューバ、コントラバス

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