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最も有名といえる後期ロマン派のピアノ作品が、ついにヘンレ原典版で出版されました!「幻想的小品集 op.3」の一部として1892年に初版が出版されたこの作品は、とりわけラフマニノフの従兄であるピアニスト、アレクサンドル・ジロティのコンサートツアーによって、瞬く間に世界に知られるようになりました。ラフマニノフ自身までもが、アメリカでのコンサートで最後に聴衆から「C sharp minor!」という歓声を叫ばれない限り、この曲を演奏出来なくなっていました。終結部の雷鳴のように響き渡る和音は言うまでもなく有名ですが、演奏はその呼び名ほど難しくはありません。