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ジルー, Julie
日本からの6枚の栞: スコアとパート譜セット

GIROUX, Julie :Bookmarks from Japan: Score & Parts

 
商品番号 GYW00105948
カテゴリ 吹奏楽/バンド  |  吹奏楽オリジナル作品  |  スコアとパート譜セット 
出版社 プロプリア社
価格 47,700円 (税込 52,470円
収録曲 第1楽章 富士山
第2楽章 日本橋
第3楽章 神奈川沖浪裏
第4楽章 金龍山 浅草寺(雷門)
第5楽章 蒲原 夜之雪
第6楽章 箱根
サイズ タテ41cm×ヨコ30.5cm
(サイズは予告なく変更されることがあります)
楽譜説明



「ミッドウェスト・クリニック」の前会長であり、インディアナ大学と武蔵野音楽大学の名誉教授、日本吹奏楽指導者クリニックの名誉顧問も務めているレイ・E.クレイマーに献呈された作品。2013年7月16日にクレイマー指揮の武蔵野音楽大学ウィンドアンサンブルによって、東京で初演された。
タイトルが示唆しているように、これは日本を題材とした作品で、6つの楽章はそれぞれ江戸時代を代表する版画集——葛飾北斎(1760-1849)の『富嶽三十六景』、安藤広重(1797-1858)の『東海道五十三次』、それに同じく広重の『名所江戸百景』——に含まれる絵の印象をもとに作曲されている。

第1楽章〈富士山Fuji-San “Mt. Fuji”〉:
北斎『富嶽三十六景』の「凱風快晴」、通称「赤富士」の印象。早朝、霧や低い雲に覆われた富士が、陽が昇るにつれて次第に朝焼けに染まっていく、というシナリオに基づき、曲も神秘的で曖昧模糊とした響きから徐々に明瞭な音像を示し、最後に輝かしく壮大なクライマックスに到達するように構成されている。

第2楽章〈日本橋Nihonbashi “Bridge Market”〉:
広重『東海道五十三次』の冒頭を飾る「日本橋」からインスピレーションを得た、スケルツォ風の楽章。民謡風の軽快な旋律(ジルーのオリジナル)が楽器間で受け渡され、魚河岸をはじめとする商いの場や、売り手と買い手、通りを行き交う人々の姿などが軽妙に描かれる。テンプル・ブロックやシロフォンのとぼけた響きや、意表をついたダイナミックスやリズムの変化がユーモラス。

第3楽章〈神奈川沖浪裏The Great Wave off Kanagawa “The Life of One Wave”〉:
『富嶽三十六景』の中でも最もよく知られる、神奈川沖の大きな波の彼方に富士を臨む絵の印象に基づいた音楽。木管のパッセージとトランペットの細かい刻みが波の飛沫を、ホルン以下の金管と低音グループの力強い旋律がその波の大きさを表現するが、ほどなく波は静まり、拍節感の曖昧なコラール風の楽想となって静かに消えてゆく。

第4楽章〈金龍山浅草寺Kinryu-zan Sensoji “Thunder Gate”〉:
広重『名所江戸百景』に含まれる浅草寺の雪景色図が題材になっている。この絵には雷門とそこに下がる大提灯が、それぞれの一部しか描かれていないが、ジルー自身はその巨大な門と、そこに飾られている風神・雷神像の描写をこころみている。速いテンポの8分の5拍子で、4個(2個ひと組×2)の太鼓とトムトムが刻むリズムに乗って同じ音型が繰り返される、粘り強く重厚な楽章。ベル(グロッケンシュピール)の鍵盤をラップで覆い、余韻が残らないようにして演奏すること、という興味深い指示がある。

第5楽章〈蒲原 夜の雪Evening Snow at Kambara “Light is the Touch”〉:
『東海道五十三次』の中でもひときわ印象的な一点が、淋しい蒲原の宿の雪景色を描いたこの絵。その静けさを描く音楽を、ジルー自身は「柔らかくゆっくりとした、癒しのプロセス」と述べている。絵の中の3人の旅人を象徴するアルト・フルート、ハープ、ピアノがソリストで、他の楽器はその背景、という見立てが面白い。全曲中最も日本的な「侘び」を感じさせる楽章。

第6楽章〈箱根Hakone “Drifting”〉:
やはり『東海道五十三次』の「箱根」にインスパイアされた楽章だが、「ドリフティング」とサブ・タイトルにあるように、箱根の曲がりくねった道を、ハンドルさばきとブレーキ操作を駆使して自動車で駆け抜ける、という、広重の絵とはかなり違ったイメージで作曲されている。そのイメージどおり、スピード感に溢れた、非常に高度なテクニックが要求される音楽。アクセルやブレーキを踏むかのように、時々変拍子の小節が挿入されてスピード感が微妙に変化するのが面白い。これほど効果的に変拍子を活用した作品はあまりないだろう。現代的な感覚に支えられながらも日本的な情緒は失われていない。

外国の作曲家が書いた「日本風」の音楽は、われわれ日本人には奇妙に響く場合が多いのだが、この作品はまったく違和感がなく、しかもジルーの個性的な語法も自然に生かされている点が素晴らしい。作品の発想の基になったのは、クレイマー夫妻が日本の土産としてジルーに贈った栞だったとのこと。2011年5月にクレイマー夫妻は埼玉県の川越を訪れ、その折りに川越市立美術館で開催されていた広重の『東海道五十三次』の展示を鑑賞しているが、土産の栞はその美術館で買い求めたものだったのかもしれない。
アルト・フルート、イングリッシュ・ホルンなどのソロがあり、複数の日本の太鼓を含む大がかりな打楽器セクションやハープも必要なので、どのバンドでも気軽に取り組める作品ではないが、意欲的な団体にはぜひトライしてほしい秀作。今後注目を集めることは確実だ。いくつかの楽章を取り出してコンクール自由曲として構成してもよいだろう。全曲のセットのほかに、各楽章を別々に購入することもできる。<解説: 後藤洋>

各楽章別売りはこちら:
第1楽章〈富士山Fuji-San “Mt. Fuji”〉:
第2楽章〈日本橋Nihonbashi “Bridge Market”〉
第3楽章〈神奈川沖浪裏The Great Wave off Kanagawa “The Life of One Wave”〉
第4楽章〈金龍山浅草寺Kinryu-zan Sensoji “Thunder Gate”〉
第5楽章〈蒲原 夜の雪Evening Snow at Kambara “Light is the Touch”〉
第6楽章〈箱根Hakone “Drifting”〉

Grade: 5
Performance Time: 21:00

備考
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